4年目の訪問・早宮の家2013/01/17 14:28


4年目の訪問・早宮の家1


先日(雪が降る前の13日)、
練馬早宮の家の4年目の検査に伺いました。
検査と言っても、
懐かしい住宅に4年振りの訪問をするといった感じです。
とても楽しそうに暮らしていただけて、
設計者として、これ以上の喜びはありません。
楽しそうに暮らしていただけていると、
家が幸せそうに喜んでいるように感じられます。
柱や梁、床や建具の杉材が、
4年の月日を経て、落ち着いた飴色になってきていました。

私たちは、基本的には1年目、4年目、8年半目に、
設計させていただいた家の竣工後検査に、
伺わせていただくようにしています。
1年間は住み始めて気が付いた点や、
季節を過ごしてみて気が付いたことなどを、
微調整するため。
4年目は、外部の塗装関係や少し年月を経て、
調整した方が良いことがあるかないかの相談や、
素人では気が付きにくい不具合がないかどうかの確認のため。
8年半目は、防水など建築関係では、10年保証のものが多いため、
保証期間が切れる前に、不具合があれば、
保証期間内に手直しの施工を頼むためです。
歯の病気やその他の病気も同じだと思うのですが、
建築も、はっきり悪くなる前、傷む前に、
手当をするのが、施工も楽で、費用も少なくてすみます。
大事にならないためには、
日々の健康管理みたいなもので、
こまめな点検が一番です。
そして点検してみて、何も問題ないのが一番よいのです。

早宮の家2

左官材料で仕上げた外壁も、
汚れもクラックもなくとても良好な状態でした。

竣工してから4年も経ったのかと思うと、
月日の過ぎる早さを感じます。

また、伺わせていただくのが楽しみです。


(by ダンナ)