辰野金吾展2019/03/29 17:58



辰野金吾没後100年展が開催されることが3月25日の金吾の命日に発表されました。

京都文化博物館(旧日本銀行京都支店)で8月31日から10月27日
日本銀行金融研究所貨幣博物館で9月21日から12月8日
東京ステーションギャラリーで11月2日から11月24日

と、金吾にとって所縁のある三箇所で時期をずらしながら、内容も各館の特色のある物になると思います。

乞うご期待!

byタツノ

辰野金吾没後100年追悼祭2019/03/27 17:17


辰野金吾没後100年追悼祭


3月25日は、辰野金吾の没後100年の命日でした。
午前中は、生誕地の唐津で神式で追悼祭があり、タツノが出席させていただきました。

午後からは、昨年佐賀市であった肥前さが幕末維新博覧会で市内で展示された辰野金吾像と曾禰達蔵像が唐津市に移管され、旧唐津銀行横に建てられ、除幕式が行われました。タツノが参加し除幕をさせていただきました。


武雄温泉楼門




夜は、武雄温泉の楼門で、追悼コンサートを開いていただきました。
唐津出身の二胡奏者丹野美和さんと篠笛奏者の佐藤和哉さんの演奏は、天から貴人が舞い降りて、典雅な音色を響かせているようで夢のような時間でした。

きっと天国にも届いたと思います。

企画していただいた皆様に心より御礼申し上げます。


(by タツノ)



聖蹟桜ヶ丘和田の家・竣工2017/12/27 14:15



和田の家・外観1


今年の春ぐらいから、設計がはじまり、
(初めて敷地を見せていただいた日は、
周りの林で盛んに鶯が鳴き始めていました。)
今年の夏から工事が始まり、
その間、設計と工事監理に携わらせていただいた、
「聖蹟桜ヶ丘和田の家」が冬を迎えて竣工しました。

メタリックブラックの外壁に映える紅いスチールの庇が、
外観のアクセントになっています。


和田の家・内観1


ゆったりとした吹き抜けのあるリビング・ダイニング・キッチン。
奥に見えるのは、ペレットストーブ。

イタリア製のすっきりとしたデザインのペレットストーブ。
この一台で全室暖房します。




ダイニングから見たリビングと、
突き当りは、作業スペース。




ダイニングから見たキッチン。




キッチンと勝手口。




吹き抜けと階段。


和田の家・内観2


作業スペースと造り付けの作業台。




玄関スペースとの間の障子を開けると、
玄関土間と一つながりの空間になります。




玄関土間スペースと作業スペース。
作業スペースと土間スペースと庭が連続的につながります。
玄関扉には、
家族の思い出がデザインに活かされた美しいステンドグラスが、
嵌め込まれています。




2階の多目的スペース。
東から西を見る。
実は窓の外には富士山が見えています。




2階の多目的スペース。
西から東を見る。
2階天井は、檜の構造用合板t24ミリ表し仕上げ。




2階のたっぷりとした収納スペース。


和田の家・外観2

外構工事はこれからです。
時間を掛けてじっくり取り組ませいただいた、
住宅の設計監理でした。
良い住宅が出来上がったと思います。
ご家族が、仲良く楽し気に暮らされるご様子が、
目に浮かびます。


竣工引き渡しの時は、
毎回そうなのですが、
長い間、設計と現場監理に係わった建物が出来上がり、
建て主さんにもとても喜んでもらえて、
本当に嬉しいのですが、
いつも心の何処かに微かな虚ろができてしまうような、
気持ちになります。(慣れることができません。)



(by ダンナ)














ベトナム4・ダナン2016/10/20 14:38


ダナン1


ベトナム中部の都市ダナンへ。

ダナンでは、ビーチリゾートにある、
ヴォ・チョン・ギア氏の竹建築を、
ハノイ郊外のスワンリゾートに引き続き見学するのが主な目的です。

ダナンのリゾートホテルの部屋。
(こんな広々とした部屋でなくていいのですが。
リゾートホテルなので、こんな感じになるのでしょう。)


ダナン2


部屋からみたプライベートビーチ。


ダナン4


そして近くの別のリゾートホテルに竹建築を見学に。


ダナン5


竹のレストラン。


ダナン6

ダナン7


全部の構造を竹だけで作っているわけではなく、
むしろこのぐらいの大きさの建築になると、
インテリア的に、割と割り切って使っている印象を受けました。
でも上手いですね。


ダナン8


ホールです。


ダナン9


屋外バーの屋根構造。
割と小規模なこの建物は、
竹がメインの構造になっているようです。


ダナン10


プールと海が視覚的につながるように計画されています。


ダナン12


いろいろな竹建築


ダナン13

ダナン14

ダナン15

ダナン16


無理やりすべてを竹で作ろうとはせず、
他の構造とうまく併せて使っているところが、
面白く思いました。


竹建築模型1

竹建築模型2

竹建築模型4


竹建築模型6

竹建築模型3


竹建築の模型たち。


ダナン17


夜の屋外バー。竹の構造が浮かび上がって綺麗です。


ダナン18


月夜のカクテル。


ダナン19


翌日、市内観光をしているとこんな橋が。
ダナン名物、ドラゴンブリッジ。
竜の体がアーチになってブリッジを支えています。
(ビックリ!)


ダナン19


顔がちゃんと竜になっています。


ダナン20


ダナンの市場。


ダナン21

ダナン22

ダナン23

ダナン24


ベトナムの市場は、
何処も色とりどりで、活気に満ち溢れています。


次は、ベトナム中部の古都、フエに向かいます。



(by ダンナ)





ベトナム3・ホイアン2016/10/17 10:54


ホイアン1


世界遺産の街、ホイアン。

ホイアンの新市街側からトゥボン川越しに見る旧市街。
ブラブラ歩き始めます。


ホイアン2


ホイアン4


ホイアン3


見た目は中国風だけれど、
日本人が400年ぐらい前に作ったので、
日本橋と呼ばれています。
(その後中国人によって改修されたそうです。)
16世紀後半にホイアンにあった朱印船貿易をしていた日本人街と、
地元の街をつなぐための橋だそうです。

ホイアン6


結婚式か何かの場面の撮影のようです。
ホイアンは古い町並みが残されているため、
こうした撮影に使われることが多いようです。


ホイアン5

ホイアン5

ホイアン6

ホイアン7

ホイアン8

ホイアン9

ホイアン16

ホイアン9


16世紀の雰囲気を残した緑の濃い2階建ての街が続きます。

日本で言えば伝統的建造物群保存地区を歩いているような感じです。
今を生きている街というより、
保存によって生きている街。

ホイアン10


町屋には、一定の作り方があるようで、
道路に面した1階は店舗。


ホイアン11


通風と採光のためにあると思われる、
中庭を挟んで住居スペース。


ホイアン12


そして煮炊きなどをする後ろ庭。

ホイアン13


中庭に面して(左手が中庭)、
こんな素敵な昼寝スペースがある建物もありました。


ホイアン14


国際的な貿易都市だったためか、
床のタイルがイスラミックな感じの建物もありました。


ホイアン15


またモデルさんたちが撮影していました。


ホイアン17


ホイアンのマーケット。
観光客ですごい賑わい。


ホイアン18


マーケットでは、洋服、家具、雑貨、
なんでも売っているのですが、
果物は特に美味しそう。


ホイアン19

ホイアン20


新市街に戻ると、建て方をやっていました。
の支保工の仮設。
地震がない国なので鉄筋も至ってシンプルです。
コンクリートをバケツに入れて、
滑車を使って人力で上に運んで打設していました。
ちょっと懐かしい感じです。
日本だと1950年代ぐらいはこういう方法だったでしょうか。
(僕は直接は知らないのですが。)


次はダナンに向かいます。


(by ダンナ)





ベトナム2・フラミンゴリゾート2016/09/13 15:22


竹建築1


今回の旅行の目的の一つである、
竹建築を見学に、ハノイ郊外のフラミンゴリゾートへ。
設計は日本の東大に留学経験のある若手の建築家ヴォ・チョン・ギア氏。


竹建築2


まずはレストランでベトナム料理ランチ。
天井の仕上げ材が竹でできている。
フラミンゴリゾート・ランチ1

フラミンゴリゾート・ランチ2

フラミンゴリゾート・ランチ3

フラミンゴリゾート・ランチ4


野菜もチキンも美味しい。
チキンは当然ブロイラーではなく、
放し飼いの鳥。
身が締まっていて、味が濃厚。
魚は雷魚のフライ。
白身であっさりした上品な味。
想像以上においしい。


竹建築3


お目当ての竹建築へ。


竹建築4


人口の池に面した、
オープンカフェの上屋を竹建築で作っています。





軽やかな構造で、ベトナムらしい雰囲気を作り出しています。








構造をすべて竹で作っているわけではありませんが、
細いフラットバーとステンレスワイヤーのテンション材と、
補助部材としての竹をうまく組み合わせて、
軽やかな空間を生み出しています。
全部無理に竹だけで作ろうとしない、
割り切りの上手さを感じます。




竹建築部分とバックゾーンのブリック建築部分の対比も美しい。





水と竹の対比や、水空間との距離感の近さも、
ヴォ・チョン・ギア氏の建築の特徴の一つだと感じました。


風土、素材、ローテクの組み合わせなど、
とても面白い建築でした。

このあともいくつかヴォ・チョン・ギア氏の竹建築を、
見学する予定です。


次は、ベトナム中部の古都、ホイヤンに向かいます。

続きは、また。


(by ダンナ)



大本静岡分苑・竣工2016/05/11 14:54


大本静岡分苑1


長らく設計と監理に携わらせてもらった、
大本静岡分苑が桜の季節に竣工しました。


大本静岡分苑2

大本静岡分苑3


CLTパネルの落とし込み構法という新しい構造で、
構造実験をしながら設計した建物です。
(CLT:Cross Laminated Timberの略で、
板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことです。)

もともと寺社仏閣は、
無垢板材の落とし込み構法で作られているのですが、
無垢板材の反りや収縮などの問題があり、
その部分をCLTパネルに置き換えることで、
問題を解決できると考えました。
またCLTパネルという新しい素材を使っても、
落とし込み構法にすることにより
神道の施設に相応しい気配の建物になると考えました。

CLTパネルは杉の間伐材で作られているため、
建物は圧倒的な量の杉材で作られていることになり、
中に入るとても良い杉と檜の香りに包まれます。



拝殿


拝殿。すべて檜材で作られています。
若い大工さんがとても丁寧に施工してくれました。


拝殿2


拝殿から神前の間を見る。

神前の間


神前の間から拝殿を見る。


貴賓室


和室。


水屋


水屋。


玄関


玄関。

そして玄関を出ると目の前に、
こんな素晴らしい光景が目に飛び込んで来ます。


富士山


富士山。


新しい構法を実験しながら設計できた、
とても良い経験でした。



(by ダンナ)



竣工・東中野の共同住宅2016/03/23 16:03






昨年の春から設計と監理に携わっていた、
東中野の共同住宅が竣工しました。

全4室の小さな共同住宅ですが、
各戸にロフトが設けられているます。

狭小になりがちな都市の中の共同住宅ですが、
豊かで伸びやかな賃貸室ができたと思います。




2階の賃貸室。



広いロフト。




2階へのアプローチは螺旋階段。



ロフトからの眺め。




1階居室。



1階ロフト。




夕景。





エントランスの植栽。




竣工引き渡しの時は、
長い間、設計と現場監理に係わった建物が出来上がり、
建て主さんにもとても喜んでもらえて、
本当に嬉しいのですが、
いつも心の何処かに微かな虚ろができてしまうような、
気持ちになります。

賃貸室は人気があったようで、工事中の昨年の内に、
すべての部屋が予約で入居者が決まってしまいました。
この賃貸室を借りられた人が、
都市での新し生活を、楽しいんでもらえれば、
設計者としてとても嬉しく思います。


(by ダンナ)




六本木・ノーマン・フォスター展2016/02/17 11:28


六本木ヒルズ


先週の夕方、
打ち合わせの帰りに六本木ヒルズに行き、
ノーマン・フォスター展を見てきました。


バックスミンスター・フラーとノーマン・フォスター


バックスミンスター・フラーとノーマン・フォスターの、
共同開発によるエコロジカル住宅。
今、見てもとても面白い。


ルノー配送センター


これは少し懐かしい感じのする、
ルノー配送センターの部分構造模型。
ハイテク建築の始まりでしょうか。




ベルリンの議事堂、ライヒスターク。
手がけ作品が、
ハイテクノロジーエコロジカル建築になってゆきます。


ロンドン


ロンドン2


大英博物館グレースコート。
歴史的建物の中にハイテクノロジーエコロジカル建築が挿入されて、
新し空間が生み出されている。


ベルリン自由大学1

ベルリン自由大学2


ベルリン自由大学フィオロジカル図書館。
まるで生物の脳構造が生成されてゆくような空間構成。


もうずいぶん昔になってしまいますが、
香港に香港上海銀行を見に行ったり、
センチュリータワーを工事中に見学したりしました。
そのころから四半世紀ほど経ちましたが、
その間のノーマン・フォスターとパートナーたちの手がけた、
膨大な建築とその設計の深い密度に、
ただただ驚くばかりでした。


とても面白く良い展覧会でしたが、
膨大で密度の濃い内容に、
圧倒されました。


六本木ヒルズ2


展覧会場のから外を眺めると、
こんな東京の夜景が広がっていました。


(by ダンナ)

鎌倉近代美術館2016/01/29 17:35


鎌倉近代美術館1

1月いっぱいで閉館してしまう、
鎌倉近代美術館に、
お別れの挨拶に行ってきました。

鎌倉近代美術館2


池を含めた周囲の景観を、足下のピロティの中に取り込んで、
快適な半屋外空間を生み出している。
屋外、半屋外、屋内が連続的有機的に絡み合い、
見て歩いていると屋内と屋外の意識が融け合ってゆく。

鎌倉近代美術館3

池の反射が天井に揺らぐ光を映し出している。


鎌倉近代美術館4



ピロティしたの屋外の彫刻展示にも日差しが効果的に差し込み、
天井の池の水面反射の揺らぎの光と重なり合って、
印象的な空間に成っている。

戦後の物と掛けられるコストの無い時代に建てられた、
美術館ですが、
高価な材料を使わなくても、
凝ったディテールを駆使しなくても、
確かな空間の構成と、美しいプロポーションだけで、
素晴らしい建築が生まれる事を、
教えてくれる。

鎌倉近代美術館5


こうしたちょっとした水飲みの丁寧なデザインも空間もいい。


鎌倉近代美術館6


ピロティの上に浮かぶマッシブな白い箱と言う、
正にコルビジェ的構成が、
水辺の環境を取り込んで実に決まっている。

こんなにシンプルで美しいモダニズム建築はなかなか無い。

今までも、何度も来ているけれども、
最後に来れて本当に良かった。

この本館は、保存される事は決まっているようですが、
どのように使われるかは、不明なため、
また、来館出来るような使われ方になるのかも不明です。

なのでひとまずはお別れです。


さようなら、鎌倉近代美術館。