豊岡・農業事業部・田植え・20162016/05/23 16:50


富士山


昨年から、LLPテイクスで農業事業部を起こして、
兵庫県の豊岡市で、少しばかりの農業を始めました。
出来るだけ農薬を使わない減農薬のお米作りです。

もう先々週になってしまうのですが、
田植えに行ってきました。
良い天気に恵まれて、
早朝の飛行機からは、
見事な富士山が眺められました。

知り合い山本銘木さんから、
素晴らしい景色の中に、
約2.4アール(2.4反)との田んぼを借りて、
稲を作りを始めました。
昨年は1アール(1反)でしたが、
お米の評判も良かったので、今年は約倍の作付面積にしてみました。
(農業事業部といっても、肝心な所は山本銘木さんにやっていただいていて、
私たちは体験農業のようなものですが。)
昨年は、実際の作業もほとんど役に立っていないようなものでしたが、
今年はAOAOさんと二人で、頑張って2反の田圃のほとんどを植えました。
(もちろん難しところはヤマメイさんにやっていただきました。)


田植え


田植え開始です。


手植え

手植え2


田植え機で上手くいかなかった箇所や、
隅の方の田植え機が入らなかった場所は手植えです。
手植えを一生懸命しているAOAOさん。
アジアの風景ですね。

僕はほとんど田植え機担当でした。
去年は随分と曲がって植えてしまいましたが、
今年はかなりまっすぐに植えることが出来ました。
(特に後半。)


田植え


かなりまっすぐ植えられたと思います。
(昨年よりは随分まっすぐになった。)
まっすぐに植えてあると稲刈りの時に楽なのですね。


自己満足写真


2反ちょっとですが、全部植え終わりました。
すごい達成感と心地よい疲労感が味わえました。
自己満足写真です。

農薬をほとんど使っていないので、
いろいろな動物がやって来て、
足跡を残してゆきます。


鷺


鷺やコウノトリがきます。(写真は鷺。コウノトリはもう少し大きい。)


足跡1


鷺の足跡。


足跡2


猪の足跡。

いろんな動物が、てくてく、てくてくと足跡を残してゆくので、
私たちが作るお米のブランド名は「てくてく米」となりました。


田植えの後は近くのたんたん温泉福寿の湯へ。

そしてそのあとは農家民宿「八平さん」へ。


八平さん

農家民宿「八平」さん。

八平さんのお母さん

八平さんのおかみさん。

囲炉裏料理

おいしい囲炉裏端料理。旬の地ものばかり。
本当にとてもおいしい。

良い気分

すっかり良い気分でくつろぐ男二人。


おいしい旬の地のものの料理と、
自家製のおいしい2種類のどぶろくで、
すっかり良い気分になりました。


秋の稲刈りが今からとても楽しみです。


(by ダンナ)


大本静岡分苑・竣工2016/05/11 14:54


大本静岡分苑1


長らく設計と監理に携わらせてもらった、
大本静岡分苑が桜の季節に竣工しました。


大本静岡分苑2

大本静岡分苑3


CLTパネルの落とし込み構法という新しい構造で、
構造実験をしながら設計した建物です。
(CLT:Cross Laminated Timberの略で、
板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことです。)

もともと寺社仏閣は、
無垢板材の落とし込み構法で作られているのですが、
無垢板材の反りや収縮などの問題があり、
その部分をCLTパネルに置き換えることで、
問題を解決できると考えました。
またCLTパネルという新しい素材を使っても、
落とし込み構法にすることにより
神道の施設に相応しい気配の建物になると考えました。

CLTパネルは杉の間伐材で作られているため、
建物は圧倒的な量の杉材で作られていることになり、
中に入るとても良い杉と檜の香りに包まれます。



拝殿


拝殿。すべて檜材で作られています。
若い大工さんがとても丁寧に施工してくれました。


拝殿2


拝殿から神前の間を見る。

神前の間


神前の間から拝殿を見る。


貴賓室


和室。


水屋


水屋。


玄関


玄関。

そして玄関を出ると目の前に、
こんな素晴らしい光景が目に飛び込んで来ます。


富士山


富士山。


新しい構法を実験しながら設計できた、
とても良い経験でした。



(by ダンナ)



石神井公園の家・竣工2016/05/11 11:25


石神井公園の家外観1


長らくブログを更新していませんでした。
何かいろいろな設計の締め切りと、
現場の竣工間際の打ち合わせや検査などが続いて、
忙しくしていました。

石神井公園の家が竣工したのも、
実は一月近く前になるのですが、
やっと写真をアップします。

どんな住宅でも、建て主さんの希望はさまざまで、
必ず独特のこだわりがあるものなのですが、
(それがあるからこそ独特な個性のある住宅が生まれます。)
この住宅は、耐震性能と断熱性能に、
特にこだわって設計しました。
いつもどの住宅の設計でも、
耐震性能と断熱性能にはこだわっているのですが、
今回は建て主さんの希望で、
耐震等級なども3等級(一番上の等級)の1.3倍ぐらいの強さを、
余裕を持って超えられるように計画しました。
耐震等級が3等級ということは、
建築基準法で要求されている強さの1.5倍の強さになるので、
それの1.3倍ぐらいの強さを、
余裕を持って超えるということは、
建築基準法で要求されている強さの約2倍の強さになるということになります。


石神井公園の家内観1


キッチンから見たリビング・ダイニング。
吹き抜けから日差しが差し込みます。


石神井公園の家内観2


リビングから見たキッチン。



石神井公園の家内観3


リビング吹き抜けの夕景。


石神井公園の家内観4


手作りのキッチン。既製品では出来ない、
特別な寸法やさまざまなこだわりや要望に応えることが出来ます。


石神井公園の家内観5


玄関。玄関ドアも手作りで建具屋さんに作ってもらいました。


石神井公園の家内観5


玄関から見た階段。


石神井公園の家外観6


サンルームから見た吹き抜け。


和室1

和室2


和室。ふすまは和紙(竹紙:竹で漉いた紙)貼り。
欄間はこの敷地に建っていた旧宅の和室のものを再利用。


主寝室


主寝室。上の小窓は通風用の窓。


ロフト


ロフト。


ロフト2


ロフトから見た吹き抜け。


竣工引き渡しの時は、
長い間、設計と現場監理に係わった建物が出来上がり、
建て主さんにもとても喜んでもらえて、
本当に嬉しいのですが、
いつも心の何処かに微かな虚ろができてしまうような、
気持ちになります。



(by ダンナ)


竣工・東中野の共同住宅2016/03/23 16:03






昨年の春から設計と監理に携わっていた、
東中野の共同住宅が竣工しました。

全4室の小さな共同住宅ですが、
各戸にロフトが設けられているます。

狭小になりがちな都市の中の共同住宅ですが、
豊かで伸びやかな賃貸室ができたと思います。




2階の賃貸室。



広いロフト。




2階へのアプローチは螺旋階段。



ロフトからの眺め。




1階居室。



1階ロフト。




夕景。





エントランスの植栽。




竣工引き渡しの時は、
長い間、設計と現場監理に係わった建物が出来上がり、
建て主さんにもとても喜んでもらえて、
本当に嬉しいのですが、
いつも心の何処かに微かな虚ろができてしまうような、
気持ちになります。

賃貸室は人気があったようで、工事中の昨年の内に、
すべての部屋が予約で入居者が決まってしまいました。
この賃貸室を借りられた人が、
都市での新し生活を、楽しいんでもらえれば、
設計者としてとても嬉しく思います。


(by ダンナ)




忘れてはならない2016/03/11 16:26


あれから5年、
東京の空は、何事もなかったかのように、
曇り空に覆われているけれども、
あの日のことを、忘れてはならない。


忘れてはならない


東京の街では、何事もなかったかのように、
平穏に日々が素早く過ぎ去ってしまったように思えるけれども、
取り返しの付かない事故が、
今も収まることなく、
終わりも見えずに続いていることを、
忘れてはならない。

当たり前であった日々に、
今も戻ることができない人がいることを、
忘れてはならない。

出鱈目な政策が続けられていることを、
見ぬふりをしてはならない。


六本木・ノーマン・フォスター展2016/02/17 11:28


六本木ヒルズ


先週の夕方、
打ち合わせの帰りに六本木ヒルズに行き、
ノーマン・フォスター展を見てきました。


バックスミンスター・フラーとノーマン・フォスター


バックスミンスター・フラーとノーマン・フォスターの、
共同開発によるエコロジカル住宅。
今、見てもとても面白い。


ルノー配送センター


これは少し懐かしい感じのする、
ルノー配送センターの部分構造模型。
ハイテク建築の始まりでしょうか。




ベルリンの議事堂、ライヒスターク。
手がけ作品が、
ハイテクノロジーエコロジカル建築になってゆきます。


ロンドン


ロンドン2


大英博物館グレースコート。
歴史的建物の中にハイテクノロジーエコロジカル建築が挿入されて、
新し空間が生み出されている。


ベルリン自由大学1

ベルリン自由大学2


ベルリン自由大学フィオロジカル図書館。
まるで生物の脳構造が生成されてゆくような空間構成。


もうずいぶん昔になってしまいますが、
香港に香港上海銀行を見に行ったり、
センチュリータワーを工事中に見学したりしました。
そのころから四半世紀ほど経ちましたが、
その間のノーマン・フォスターとパートナーたちの手がけた、
膨大な建築とその設計の深い密度に、
ただただ驚くばかりでした。


とても面白く良い展覧会でしたが、
膨大で密度の濃い内容に、
圧倒されました。


六本木ヒルズ2


展覧会場のから外を眺めると、
こんな東京の夜景が広がっていました。


(by ダンナ)

鎌倉近代美術館2016/01/29 17:35


鎌倉近代美術館1

1月いっぱいで閉館してしまう、
鎌倉近代美術館に、
お別れの挨拶に行ってきました。

鎌倉近代美術館2


池を含めた周囲の景観を、足下のピロティの中に取り込んで、
快適な半屋外空間を生み出している。
屋外、半屋外、屋内が連続的有機的に絡み合い、
見て歩いていると屋内と屋外の意識が融け合ってゆく。

鎌倉近代美術館3

池の反射が天井に揺らぐ光を映し出している。


鎌倉近代美術館4



ピロティしたの屋外の彫刻展示にも日差しが効果的に差し込み、
天井の池の水面反射の揺らぎの光と重なり合って、
印象的な空間に成っている。

戦後の物と掛けられるコストの無い時代に建てられた、
美術館ですが、
高価な材料を使わなくても、
凝ったディテールを駆使しなくても、
確かな空間の構成と、美しいプロポーションだけで、
素晴らしい建築が生まれる事を、
教えてくれる。

鎌倉近代美術館5


こうしたちょっとした水飲みの丁寧なデザインも空間もいい。


鎌倉近代美術館6


ピロティの上に浮かぶマッシブな白い箱と言う、
正にコルビジェ的構成が、
水辺の環境を取り込んで実に決まっている。

こんなにシンプルで美しいモダニズム建築はなかなか無い。

今までも、何度も来ているけれども、
最後に来れて本当に良かった。

この本館は、保存される事は決まっているようですが、
どのように使われるかは、不明なため、
また、来館出来るような使われ方になるのかも不明です。

なのでひとまずはお別れです。


さようなら、鎌倉近代美術館。






東京・雪・屋上2016/01/18 12:11


屋上の雪

朝、目覚めると、東京が雪国になっていた。

暖冬で温かい日が続いていましたが、
昨夜からの雪で、
東京にも本格的な冬が訪れたようです。

菜園も雪


屋上菜園も雪の下。
アーチの支柱とネットで被っている部分に雪が降り積もり、
ちょっとしたかまくらのような風情です。


CLTパネル・静岡・富士山2016/01/15 18:02


富士山

今、富士山のお膝元の富士市で進んでいる、
現場に、建て方の立ち会いの出張をしてきました。
現場からは富士山がとてもよく見えます。
(暖冬のせいか、今の時期にしては随分と雪の少ない夏の姿のような富士山)


CLTパネル


CLTパネルの落とし込み構法という、
実験開発的な構法で、
破壊実験などの実証実験によってデータを取りながら、
実現化させている現場です。

CLTパネル2


内外装ともにCLTパネルの表し仕上げです。
高温乾燥材で出来ているCLTパネルですが、
これだけ大量にあると良い香りがします。

CLTパネル

CLTパネルになにやら文字が書いてあります。

CLTパネル


拡大するとこんな文字になります。

実はこの文字が書いてあるCLTパネルは、
昨年の9月に行った実証実験に使ったCLTパネルを、
もったいないので再利用している物なのです。

CLTパネル実験1

(9月に富山で行った実物大、破壊実証実験の様子)

荷重を掛けて変形させた破壊実証実験でも、
柱と梁の接合部が先に破断するため(そのように設計しているため)
実験に使ったCLTパネル自体は、
全く損傷していないのです。
もったいないので再利用しました。
文字は試験体番号です。


落とし込み構法という日本古来の伝統的な構法と、
CLTパネルという最新の材料を組み合わせる事により、
今までにない古くて新しい成り立ちの建築が、
出来上がると思います。

今から竣工が楽しみです。

夕暮れの富士

帰りは、夕暮れに染まった富士山が見送って暮れました。


(by ダンナ)


あけましておめでとうございます2016/01/05 18:02


初詣・神田明神

明けましておめでとうございます。

新しい年への船出です。

毎年恒例にしている神田明神への初詣に行って来ました。
毎年のように詣でているのですが、
今年も、すごい人出でした。
平和な年に成ってくれることを祈っています。


神田明神


5年前起こった東日本大震災の復興まだまだ遠く、
原発事故の収束は、まだまだ先が見えません。

鍾馗様


神田明神のそばでお見かけした鍾馗様。
邪を払ってほしいと願ってしまいました。

湯島の白梅


こちらは湯島天神の白梅。

湯島の白梅2


暖冬のせいか、一本の白梅ですが、こんなに咲いてしまっていました。
いくら何でも早すぎるように思います。


小さなわたしたちの住まいや暮らしが快適でありながら、
地球環境が少しでもよりよく、魅力的になっていってほしい。
そのためには何をすべきなのかを考えながら、
生命の多様性や、循環し続けられる環境を、大切にし、
2016年も良い仕事を続けていけるよう、
頑張りたいと思います。


今年も険しいことは、きっといろいろあるとは思いますが、
それを乗り越えて、
海に揺れる木の葉のような、
小さな船みたいな設計事務所ですが、
仲の良いクルー全員で良い仕事をしたい思います。
今年もよろしくお願いいたします。

今年も、
多くの建て主さんに喜ばれる建築を、
設計して行きたいと思います。