思い出・旅行・尾道・天寧寺 ― 2013/01/31 16:37
気が付くと、もうすでに1月の終わりになっていました。
昨年行った尾道への旅行で、実は一番感動した建築について、
なぜか書きそびれていました。
それが上の写真、天寧寺の障子です。
天寧寺は丘の中腹にあるのですが、
朝早く目覚めて、6時過ぎ(11月の後半です。)に、
登って見ると、
ちょうど瀬戸内海から昇った朝陽が、
水平に障子に射して、
影と障子の組子が見事な図像を描き出していました。
おそらく朝陽が水平に射して来る丘の中腹の地形を計算して、
作られた物のように感じます。
感動して見とれてから、表に回ると、
外は端正で簡素な菱格子のデザインです。
内の障子の組子の交点と、
外の菱格子の組子の交点が、
ピッタリと重なるように設計されているのです。
そして丘の中腹に射してくる、
海から昇った水平な朝陽がその精巧なデザインを浮かび上がらせる。
見事です。
天寧寺は、室町時代初期に建立された、曹洞宗の名刹で、
五百羅漢や重要文化財の三重の塔などで有名だそうですが、
(勿論、そちらも素晴らしかったのですが。)
この本堂の菱格子の影と障子の組子が朝陽によって描き出す見事な図像も、
早朝に起きてでも、見に行く価値があると思いました。
日本建築は奥が深いです。
(by ダンナ)
外の菱格子の組子の交点が、
ピッタリと重なるように設計されているのです。
そして丘の中腹に射してくる、
海から昇った水平な朝陽がその精巧なデザインを浮かび上がらせる。
見事です。
天寧寺は、室町時代初期に建立された、曹洞宗の名刹で、
五百羅漢や重要文化財の三重の塔などで有名だそうですが、
(勿論、そちらも素晴らしかったのですが。)
この本堂の菱格子の影と障子の組子が朝陽によって描き出す見事な図像も、
早朝に起きてでも、見に行く価値があると思いました。
日本建築は奥が深いです。
(by ダンナ)
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