天空菜園blog.

高野台の家が竣工し、引き渡しをしました。
思い出してみると、去年の今頃、
大震災で瓦屋根がずれたので、
前々から気になっていた、耐震診断をして欲しい、
という要望から始まった計画でした。
かなり大がかりな補強に成りそうだったので、
それなら住みやすさも熱環境的な性能も、
新しく取り組んだ方が良さそうだということで、
新築の計画になりました。

高野台の家は、リビングを中心にした、
シンプルな一室空間で、
建具を引き分けると、本当に一続きの空間になります。

吹き抜けを見上げると、
こんな感じです。
柱も梁も、
床材も天井材も建具も、
今回は、階段の段板も、力桁も、
すべて杉材です。
どの箇所も、とてもきれいな杉材を入れていただきました。

杉材の良い香りに満ちています。

2階から見た、吹き抜け。

檜の壁、天井の浴室。
浴室の前には、小さな坪庭があります。
（温泉気分の上、換気も充分に取れます。）

外観は、とてもシンプルでコンパクトです。

外構工事はこれからですが、
白い外観が、緑を引き立てると思います。

気持ちの良い住宅が、
出来たと思います。


竣工して、引き渡しをすると、
建て主さんにも、とても喜んでもらえて、
完成した喜びもあり、ほんとうに嬉しいのですが、
毎回のことであり、いつものことなのですが、
心の何処かに、
少しだけ虚ろな部分が生まれたような気持ちになります。


（ｂｙ　ダンナ）