伊那市・南アルプス2010/12/03 16:48


南アルプス

昨日は、伊那市に出張していました。
東京から伊那市に移住するご家族が住宅を新築することになり、
そのための基礎的な敷地調査に伺いました。
良く晴れた日で敷地から、白く冠雪した南アルプスが綺麗に見えました。
この景色を設計に取り込んで、最大限活かしたいと思います。
こんな風景の中で、ゆったり暮らすのは、本当に良いなと思います。
(byダンナ)

夕暮れ2010/12/06 17:58


夕暮れ

日が短くなりました。
4時半ぐらいで、もうこんな夕暮れです。
綺麗な冬の夕景です。
一日が過ぎるのが早く感じます。


南瓜2010/12/09 16:40


南瓜

屋上菜園で、
小さいですが、やっとカボチャが収穫できました。
今年は出来が悪くあまり収穫出来ませんでした。
どんな料理にしてたべようかな。

鉄骨階段の設置2010/12/10 17:38


鉄骨階段1

年内の竣工に向けて、
工事も大詰めに差し掛かり、
今日、屋外鉄骨階段の取り付けを行いました。
写真のように現場で一度起こして、取り付けるべき部材をセットします。
屋外階段なので鉄骨の溶融亜鉛メッキ仕上げに、
踏面部材を取り付けます。

水抜き穴

鉄骨の踏面部分には、屋外階段なので、
水が溜って錆びないように、水抜き穴を設けています。

クレーンで吊り上げ

クレーンで高々と吊り上げて、電線越しに運びます。
電線を避け、狭い設置場所へ運び込むクレーンの操縦技術には、
いつもいつも感心します。

設置完了

無事、設置完了です。

設計者は、本当のことを言えば、今日はただただ感心して、
見ているだけのようなものなのですが、
予定どおり設置できて、
ホッとして嬉しくなります。
(byダンナ)

完了検査・散歩2010/12/15 17:14


8オクターブの家

去年から設計させていただいていた、
密かに僕が「音階の家」と呼んでいる、
砧の住宅が完成して、
今日、建築基準法の完了検査を受けました。
最近は検査も随分細かいのですが、
指摘事項はゼロだったので、ホッとしています。

なぜ「音階の家」なのかと言うと、
建て主さんご一家がとても音楽好きだと言うこともあるのですが、
この家は、8つのフロアが段差を持ちながら、
連続的に、まるで音階のように繋がっている、
スキップフロアの住宅だからなのです。
内観の写真は、
また、カメラマンに撮影してもらってから後日アップします。

しばらく成城の町に来ることも無くなるだろうと思い、
帰り道はぶらぶらと、砧から成城学園前まで、
散歩しました。
住宅街の中で、
丹下健三設計の幼稚園に出会いました。
建築マニアの僕にとって、
思わぬところで名建築に出会えるのは、
散歩の大きな楽しみです。

ゆかり文化幼稚園

音階の家2010/12/18 19:19


リビング・ダイニング

「音階の家」が竣工し、引き渡しをしました。
8つのフロアがスキップしながら、
リズム良く音階のように繋がる、
楽しい空間の住宅になったと思います。
建て主さんもとても喜んでくださり、
楽しかった定例の打合せが、来週からもう無いのかと、
思うと寂しいね、と言ってくださり、
設計者としては、本当にとても嬉しい限りです。
嬉しくて何も言うことは無いのですが、
でも、一年間以上掛けて、一所懸命取り組んできた事が終わって、
心の何処かに微かな隙間のようなものが出来たようなきがします。
竣工引き渡しの時は、いつも同じように感じます。

スキップフロア

スキップフロアなので、階段部分は、こんな感じの複雑な空間になります。

ヤマメイさん


佇んで居るのは、いつもとても良い木材を入れてくださる、ヤマメイさん。
今回も、本当にありがとうございました。
また、よろしくお願いします。
(byダンナ)

もうすぐ竣工・千石の家2010/12/23 13:51


もうすぐ竣工・千石の家

長い間、設計と工事監理させていただいた、
千石の家がもうすぐ竣工します。
年末に向けて、音階の家に続いて2件目の竣工です。
思えば、千石の家を設計し始めたのは、
今から約3年前。
地下1階地上三階の大きな住宅で、機能も複雑で、
また、納まりや仕上げも充実しているため、
設計にも、工事にも時間がかかりました。
気持ちよく待ってくださった建て主さんに感謝です。
3年間は長かったように思いますが、
今、思い返せばアッと言う間でした。
確認検査機関の完了検査も指摘事項無しで無事終了し、
後は、残工事の完成と竣工引き渡しを残すだけとなりました。
(残工事が今、佳境ですが。)
今まで経験したことがない本格的な茶室の広間なども、
設計させていただき、とても勉強になりました。

お茶室


準耐火建築ですが、無垢材を使い、
かなり気合いの入った和室になっています。
(とても良い材料を揃えてくださった、
棟梁とヤマメイさんに感謝です。)
床柱は赤松丸太。床框は朴木の溜漆のなぐり仕上げ。
琵琶台束柱は桐柾目。琵琶台は黒松の杢目。
まだ入っていませんが、
襖紙は波に鱗鶴。
琵琶台の杉柾木地戸のつまみは紹鴎つまみ。
良くこれだけ、本物が揃えられたなと、思います。

大工さんはじめ、すべての色々な職種の職人さんが、
頑張ってくれました。ありがとうございます。

こうした機会をくださり、
温かく見守って任せてくださった建て主さんに、
本当に感謝です。
ありがとうござました。

あと、もう一息です。
(byダンナ)

年末恒例カニパーティー2010/12/26 17:51


カニパーティー


年末の恒例行事となりつつあるカニパーティーでの集合写真です。
良くこんなに大勢人が入ったものです。
子供達も大きくなって、子供用の唐揚げではごまかされなくなってきて
一丁前に焼きカニなんか食べちゃって、カニもボタン蝦も甘エビも、完食でした。

ダンナも私も飲み過ぎました。もうこの写真の辺りは良く覚えてません・・・

年末の慌ただしい中でしたが、みんなでとっても楽しく・美味しいひとときを過ごしました。また来年も仲良くしてください。

竣工・引き渡し2010/12/28 19:01


床の間


年末も押し迫ってやっと竣工・引き渡しをすることが出来ました。
写真は本格的な茶室・広間です。
私たちにもとても勉強になりました。

波に鱗鶴

京都の唐紙屋さんから取り寄せて作ってもらった襖です。
「波に鱗鶴」という模様で微妙な水色なのですが、
深くて品の良い襖に仕上がりました。
広間全体が一段と格調高くなった感じです。

年末まで竣工を引っ張ってしまって申し訳ありませんでした。
気持ちよく待ってくださって感謝しております。
どうもありがとうございました。

仕事納め2010/12/29 16:40


仕事納め


今年も早いもので、仕事納めとなりました。

今年も本当に、アッと言う間でした。
(毎年言っているような気がしますが。)

今年は記録的な猛暑でした。

その夏の約一月半ぐらいの間に、お盆を挟んで、
5棟の上棟を経験しました。
一月半の間に5棟の上棟は、長く設計の仕事をしてきましたが、
初めての経験でした。
当然のこととは言え、炎天下での上棟。
今年の夏は、暑かったなあ。

初めて経験する、多列スキップフロアの門型フレームの建て方や、
これも初めて経験する貫構造の建て方や、
ドキドキワクワクすることの連続する夏でした。(楽しかった。)
とても暑かったけれど、記憶に深く残る夏でした。
建て主の皆様、現場の皆様、本当にありがとうございました。

そしてそれらの建物の現場もすべて順調に進み、
いつの間にか、秋を過ぎ、(いつだったのか。)
あっという間に冬を迎えました。
ある現場は竣工・引き渡しを迎え、
ある現場は、来年の竣工・引き渡しに向けて工事が進行しながら、
年末を迎えました。

来年も、更に質の高い建築を提供できるように、
もっともっと頑張っていきたいです。

建て主の皆様、至らぬ所も多い設計者に、気持ちよく付き合ってくださり、
本当にありがとうございました。
また、苦労をかけ通しの現場監督並びに職人の皆様、
本当にありがとうございました。

これにて今年のブログの最後とします。

では、また来年。

みなさま、良い年をお迎え下さい。